反応が悩みを作り出すのであれば、反応しなくなれば、どれほど人生はラクになることでしょう。
- 反応はどうして起こるのか
- 反応しそうになった時、反応せずに選択していくには何を基準にするといいのか
について知りたいと思いませんか?
実はそれについて詳しく書かれた本があります。
『反応しない練習』と『7つの習慣』です。
『反応しない練習』
「心の反応こそ悩みや人生のトラブルを引き起こしている。私たちが日々心がけなければいけないことは、一つ。ムダは反応をしないこと」
として、
- 心の反応を見る
- 合理的に考える
の2つが、この本には書いてあります。
「心の反応を見る」ために
- ラベリング
- 体の感覚を意識する
- 頭の中を整理する 1)貪欲 2)怒り 3)妄想
「合理的に考える」ために
- 余計なことを判断しない
- マイナスの感情で苦しまない
- 他人の視線や視線を気にせずに自分らしく生きる
- 勝ち負けにこだわらない
- 心から納得いく人生をここから目指す など。
『7つの習慣』
『7つの習慣』でも、反応を選ぶことがいかに大切かが書いてあります。
コヴィー博士は、ハワイのライエにある大学の図書館で、「刺激と反応の間にはスペースがある」という一節に出会い、「自分の中で革命が起きた」ように感じます。
ーー
「刺激と反応の間にはスペースがある」と表現された一節はとても斬新であり、信じられないほど強烈な力で私の脳裏に刻まれた。それは生まれて初めて真実を知ったような、あるいは「自分の中で革命が起きた」ような感じだった。満を持して私の前に現れた一節であるように思えたのである。
私はこの考えを繰り返し反芻した。そして私の人生のパラダイムそのものが大きく変わり始めた。まさに自分が自分を観察していた。刺激と反応の間にあるスペースに立ち止まり、自分を取り巻く様々な刺激を見つめ始めた。そうするうちに、自分の反応は自分で選べるという自由の感覚が私の内面を満たした。実際、私自身が周囲に与える刺激にもなれるのだし、あるいは少なくとも刺激に影響を与え、全く別の刺激に転換することもできる。まさしく選択の自由なのだ。
ーー
この言葉との出会いが、いかにコヴィー博士にとって大きなパラダイムシフトだったことが伝わってきます。
「最大の可能性とは、刺激と反応の間に存在する選択の自由なのである」
『7つの習慣』の中にあるこの文は、味わえば味わうほどに意味の深さを感じさせてくれます。
人生を変える方法 ー 本を読んだら実践することを1つ決める
『7つの習慣』の第1の習慣を読んだ後で、私は久しぶりに『反応しない練習』を読み返し、これから取り組むことを一つ決めました。
刺激に反応しそうになっていると気づいたら、「貪欲、怒り、妄想の3つのどれに反応しそうになってる?」と自問すること。
実践した分だけ、この本の意味がまた深く伝わってくるかもしれません。
『反応しない練習』ー 「ムダに反応しない」生き方を目指したい方にお勧めの本です。