新しい習慣を身に付けたいと思っているのに、なかなか新しいパターンが身に付かないと凹んでしまう事はありませんか?
例えば、
・新聞や業界誌を毎日30分読もうと思っているのに、今日もまた読まずに、1日が終わった
・上司(or部下、家族)に反応的にならない、一時停止すると決めたのに、また衝動的に反応してしまった、など。
やろうと思っているにもかかわらず、やれなかったと凹んでしまった経験は多くの人にあるのではないでしょうか。
古いパターンから新しいパターンへ切り替えていく時、習慣化したい時、どんな心構えがあるとうまくいくのでしょうか?
人は近道を探そうとする
人は近道を探して、できるだけ早くスキル、能力、それらを身に付ける新しい習慣を手にしたいと思いがちですが、『7つの習慣』のコヴィー博士はこのように問いかけています。
「成長と発達の自然のプロセスで近道をしようとしたらどうなるだろうか?
近道をしようとして得られるのは、失望とフラストレーションだけである。
どんな分野にせよ、現在のレベル能力レベルが10段階の2であるならば、5に達するためには、まず3になる努力をしなければならない。
千里の道も一歩から始まる。
何事も1歩ずつしか進めないのだ」
近道をしようとして、失望やフラストレーションを感じた経験のある方は少なくないかもしれません。
実は、失望やフラストレーションを感じないようにして習慣化するコツがあります。
習慣化のための最初のステップとは?
運動や楽器の練習、読書などもなかなか一足飛びに習慣化するのは難しいですが、さらに人間関係や自分の感情を制御すること等は、なおさら簡単ではありません。
簡単ではない習慣化ですが、コツがあります。
習慣化には最初に「やったり、やらなかったり」のステップがあると思って、自分に負荷をかけすぎないことです。
・やれたりやれなかったりしてもオッケー
・習慣化するボリュームを小さくする
・最初から完璧を求めない
などの心構えで、「やったり、やらなかったり」のステップがあると思っていた方が意識が継続します。
7つの習慣®実践会(読書会形式のワークショップ)で皆さんの習慣化の奮闘ぶりを聞いていても、最初はやれたり、やれなかったりの状態ですが、次第に自然にできるようになってきてこられているを感じます。
焦らず、諦めず、怠らず。
完璧にできている理想の自分に焦るのではなく、目の前の小さな一歩、最初のステップを踏んでいきましょう。
千里の道を一歩ずつ、時には休憩しながら歩んでいけばOKと最初から思っていれば、自分への信頼を下げることなく、意識を継続していくことができます。
*毎月、7つの習慣®実践会を開催しています。どの回からでも参加可能です。