はじめまして。エグゼクティブ・コーチの松脇美千江です。
部下の起こす問題、時間をかけて採用した社員の離職などから解放されたい。安心して仕事を託せる部下を持ちたい。そのような悩みを抱えた経営者やマネージャーの方々のお話を私はエグゼクティブ・コーチとして数多く聴いてきました。
私自身もかつてITベンチャー企業の取締役として12年間仕事をし、会社の中で起こりうることを幅広く体験しています。エグゼクティブには、眠れない日々があることも、部下との関係改善に苦労することがあることも実体験しました。
組織のことは誰にも話せません。守秘義務を持って聴いてくれる人がいるというのはどんなに心強いことか。私自身にプロコーチをつけてそんな想いを肌で感じてきました。
2006年にコーチとして独立して以来、コーチとして、クライアントのリーダーとしてのあり方、ゴール達成に向けての対応策を共に探求してきました。「自らを知りビジョンを描き行動を起こす」ためのパートナーであることをミッションとしています。
部下育成には、一対一の時間をかけた部下育成や研修機会の提供以外に、エグゼクティブ・コーチングという方法があるのをご存知でしょうか。
ベストライフ・コーチングでは、人の行動特性を理解し適応力を身につける世界的な実践ツールである「Everything DiSC®」を活用したエグゼクティブ・コーチングを行っています。
マネジメントには「業務」と「人」の2つの要素があります。
多くのマネージャー、リーダーの方々が「人」について体系的に学ぶことなく、重要なポジションに就くケースが少なくありません。ご本人もその部下の方たちも互いの違いに苦労しながらコミュニケーションをとっているのが現状です。
エグゼクティブ・コーチング受けることで、下記のような変化と成長が得られます。
Everything DiSC®マネジメントとは?
Everything DiSC®マネジメントとは、人々の行動を理解するためのマネジメントに特化した実践的ツールです。5つのテーマで、管理職としての自分の強みと課題、そして管理する部下のニーズに合わせた適応方法を学び、より効果的なマネジメントを支援します。
50代 支店長
「中核になって周りを巻き込んでいって欲しいのに人の意見を聞きすぎて周りをヤキモキさせる部下。いい歳なんだから、自分で考えてよ」
とAさんは部下について悩んでいました(以下はAさんの許可をいただいて掲載しています)。
Aさんはその後、あることに気づき、部下への自分の言動を変えることで、部下を大きく成長させることができました。
何に気づき、どう部下へのアプローチを変えたのでしょうか?
3つの気づき
Aさんが気づいたのは次の3点です。
50代 中間管理職
「私はちょっと状況が揺れたくらいで、すぐ注意してしまうんです。圧倒的に口が出る。自分でやった方が速い。でも、これでは部下は育たないですよね・・・。」
と悩んでいたYさん。Yさんは、部下育成をテーマにコーチングを受けることにしました。
(以下はYさんの許可を得て掲載しています)
Yさんは、試行錯誤を繰り返したある日、こんな一言が言えるようになりました。
「私が質問して部下が話す、質問して部下が話すと繰り返していくと、部下が考え、発想を広げていくのがわかるようになりました。部下育てってこういうことかな」
Yさんはコーチング中に「リーダーとしての根本のあり方」について話し続けてこられました。
話し続けて明確になったのは、
「部下を注意して速攻で問題を解決する上司」から、「問題解決と部下育成を同時に行なっていく上司」へ変化成長していきたい
という想いです。
Yさんは、諦めずに変えていきたいと、コーチングのセッションの度に、どうすれば部下が育つのかについて話されていきました。
3つの取り組み
あるべき姿を意識したYさんが主に取り組んだことは次の3つです。
根気よくコミュニケーションをとるのは骨が折れ、時間もかかりますが、方向性や目的、長期的効果を考えて取り組み続けられました。
「部下育てってこういうことかな」
時には昔のパターンに戻ってしまう失敗をしながらも実践してきたからこそ、次第にYさんは自身に与えられている期待役割に自信を持つまでに変化されました。
代表の松脇美千江はITベンチャー企業の取締役として12年間、目標管理制度・管理会計制度などの導入、上場の準備、リストラ対応など、会社の中で起こりうることを幅広く体験しています。 詳細はこちら
・国際コーチング連盟マスター認定コーチ(MCC)
*国際コーチング連盟とはコーチングの世界的な水準を定める団体です。
*実技試験の他、コア・コンピテンシー(行動基準)や倫理規程に関するWeb試験、その他トレーニングを200時間以上受けていること、2500時間以上コーチングセッションを実施していること、メンターコーチからコーチングを10時間以上受けていることなどの要件に合格した人に認定される資格です。
*2021年8月現在、日本人全体での資格保有者数は、MCC 47名
・現在、日本で唯一の「7つの習慣®実践会」認定マスターファシリテーター
*認定マスターファシリテーターについて詳しくはこちら
*『7つの習慣』 全世界4,000万部、国内240万部を超え、今も読み続けられているビジネス書
*毎月『7つの習慣』を一章ごと読む7つの習慣®実践会を開催しています。
管理職はよい人間関係をつくり部下に力を発揮してもらうことが大事ですが、コーチングを受けてその方法を学んだと思います。定期的にコーチングを受けると、混沌としている仕事からくる不安や焦りから解放されます。頭の中を整理し優先順位をつけ、目標達成の方法を発見して、翌日から計画性を持って業務につけるようになったからです。
コーチから自分を認められ、ねぎらわれる事で、気分が楽になり自分を大切に出来るようになりました。そのことで、相手へのねぎらいや感謝の気持ちが起き、よい人間関係が築けるようになってきたと思えます。
以前は従業員に私の考えを話していても反応が薄く、経営者として少々孤独感を感じていました。コーチングで私の考えをじっくり、また深く聞いてもらうようになってからは、孤独感がなくなり、安堵感をもつようになりました。
特に大事なプロジェクトの決断を下す前には、コーチングの時間を持つようにしています。すると、頭の中が整理され、気づきが得られて迷いなく決断を下せます。その後の展開についても考えをまとめられますので仕事の効率が上がりました。
エグゼクティブ・コーチングのアセスメントツール
訪問してのコーチングは別途料金体系になります。
これは私がエグゼクティブの方々にコーチングをする際、とても大切にしていることです。
それには理由があります。私自身の経験から、そして多くの経営者や管理職の方々をサポートしてきた経験から、この軸をしっかり持つ必要性をひしひしと感じてきたからです。
私は以前、夫と共に会社を創業し、自宅の庭の離れからスタートして、従業員が50数名になるまで様々な経験をしてきました。
上場準備を始めると社長(夫)は朝から深夜まで仕事。私自身は夕方7時半に帰宅して、大急ぎで家事を始める毎日で、お腹を空かせた小学生の息子をいつも待たせていました。
その頃は、美しい夕日を見ても、オレンジ色の壁紙をちらっと一瞥するかのような感覚でしか見れないくらい心はいっぱい一杯でした。
ちょうどその頃、コーチングを学び始め、「ニーズと価値の違い」「聴くことの大切さ」などの新しい学びに少しずつ生気を取り戻し始めました。同時に私自身にもコーチをつけ、今まで誰にも話さなかったことを話す機会を定期的に設けるようになり、少しずつ自分が見えてきました。
自分を知ることは、自分を大切にすることでもあり、自分をコントロールできるようになることでもありましたが、同時に自分の思い描く人生との乖離を知ることでもありました。
目指す遠い将来は見えてもそこに至る階段が見えない状況が続いていた時期、私は自分のコーチから「松脇さん、1ヶ月休んでください」と言われたことがあります。コーチから要望されるほど私は疲れているのだと、そこで初めて気づきました。
「あのままがむしゃらに進んでいたらどうなっていただろう」と、命が救われた想いでした。ワークライフバランスの重要性、客観的にフィードバックしてくれる存在の大切さを感じ、今度は私がコーチとしてエグゼクティブの方達の力になりたいと2006 年にベストライフ・コーチング設立しました。
「自分を知る」とは、自分の現状を客観的に観察することであり、根本の自分の考え方や価値観、ニーズ(理解されたい、もっと社員を巻き込みたい、愛されたいなど)、思い込みなどを知ることです。
また、周りに自分はどんな影響を与えているのか、周りは自分のことをどう思っているのかという外的自己認識を上げることでもあります。
当時の私を振り返ると、「一生懸命やっていても根底にアウトサイドイン(他者や環境が変われば自分が変われる)の考えがあったからしんどかったのだ」「根本のものの見方・考え方を知る。これが自分を知る最も大切なことだ」と感じます。
自分を知り、ビジョンを描くことができれば、自ずと何をすればいいか見えてきます。見えてくれば心は落ち着き、迷いが減って、日々の行動の意図が明晰になってきます。
エグゼクティブは、
・緊急・重要事項に追われて、緊急ではない重要なことを後回しにしてしまっている
・気になる社員のことばかりにエネルギーを費やしてしまう
・自分の望むスピードと部下のスピードがどうしてこんなに違うのか・・・など、
悩みは尽きません。
社内のことは誰にでも話せません。守秘義務を持って、批判や評価を入れずに話をよく聴き、質問を投げかけるコーチという存在があって、初めて喋りだせる世界があります。自己完結では出てこない、創発の世界です。「私はこんなことを考えていたのだ」と、コーチからの質問やフィードバックがあって初めて気づくことがあります。
悩み多きエグゼクティブがコーチに話をすることで、本来の自分を取り戻し、自分の目指す世界、行きたい世界を明らかにしていくことができます。そのことが、経営方針を決める、覚悟を決める、自分の人生を創っていくことにつながります。
私自身がもがき苦しんできた人生があったからこそ「自分を知りビジョンを描く」という本質を大事にしたい、そのことでエグゼクティブの方々に貢献したいと心から願っています。
まずは、ご相談ください。