「いつも職場や家族に振り回されていて、自分のやりたいことに時間が割けない」
そう感じていたら、少し時間をとって、なぜそういう状態になっているのか考えてみませんか。
社会的欲求
振り回されている理由は、あなたの社会的欲求が無意識に動いていることが原因かもしれません。
社会的欲求とは、友人や家族、会社、組織から受け入れられたいと言う欲求のことで、誰でも持っているものです。
- 会社や組織に受け入れられたい
- 愛されたい
- 仲間として扱われたい
- 公正に扱われたい
- 理解されたい
- 必要とされたい
- 尊重されたい など
これらの欲求が満たされていないと、無意識に他者の期待や他者の思惑通りに動いたり、無意識に反応してしまい、自分のやりたいことが後回しになったり、自分らしくいられる時間が削られていきます。
生き方さえも、家族や社会の期待に沿って生きることを選んでしまい、「自分の本当にやりたいことが見つからない」という悩みを抱えることにもつながります。
自分の気持ちと時間を大切にする人生に舵を切る3つのステップ
このようなとき、どうしたらいいのでしょうか。
まず、立ち止まって今の状況をどう感じているのか、自分の気持ちと向き合ってみましょう。
ステップ1. 今の状況は自分のどんな社会的欲求が発端なのかを考えてみます。
例/「受け入れられたい、必要とされたいという気持ちで必死に頑張っているんだなあ」
自分の欲求が把握できるだけでも、無意識に反応することが減ってきて、自分の時間を確保できるようになります。
ステップ2. 自分の正直な気持ちは何かも感じてみましょう。
- 本当は~なことはやりたくない
- 本当は~と相手に伝えたい
- 本当は別なことをしたい など
1.と2.ができたら、3.では勇気を出して、行動を起こしてみます。
ステップ3. 相手に自分の正直な気持ちを伝え、相手にどうして欲しいかを伝える
いきなり行動するのは抵抗があるかもしれません。
そんな時は、まずはノートに書き出して、どう伝えるかを考えてみましょう。
どんな風に伝えればいいかわからないなら、コーチングで頭と心を整理することも選択肢の一つに入れてみてください。
正直な気持ちを伝えることを想像するだけで、軋轢がイメージされて、なかなか3.に踏み出せないこともあるかもしれません。
相手の怒りを想像して、怯んでしまうこともあるでしょう。
それでも、その痛みを超えて、より高い目的のために勇気を出す覚悟を持てば、あなたの毎日が変わってきます。
まとめ
まずは妥協している小さなことから上記のステップを練習してみませんか。
そして、少しずつより本質的なことに対して挑戦していけば、自分の人生を創造するのは自分なんだと実感するでしょう。
他者の軸ではなく自分軸が強くなってきて、あなたはあなたのやりたいことに使う時間が増えていきます。
幸せや楽しさを感じる時間も増えていきます。
最後に『7つの習慣』にある次の言葉をあなたに贈ります。
「毎日の生活の中で、意志をどのくらい発揮できているかは、誠実さの度合いで測ることができる。
誠実さとは、基本的には自分自身にどれだけ価値を置いているかと言うことだ。
自分に約束し、それを守る能力、「言行一致」のことである。
自分を大切にし、自分を裏切らないことである。
誠実さは、人格主義の根本をなし、主体的な人間として成長するために欠かせないものである。」