心がモヤモヤしたときの3つのステップ

「目の前のことに忙しくて自分の感情に向き合っていない。でも、ずっと気になっている」

「モヤモヤしているけど、時間もないし、考えてる余裕もないし…」

こんな時は、ちょっと一時停止してみませんか。

モヤモヤしている時に、焦って前進しては、後で悔やむことになるかもしれません。

一時停止する時間を作ることは、心の安定を取り戻し、相手と自分を大事にしながら前に進むことにつながります。

 

ステップ1  心と向き合う

コーチングでは、日頃向き合えていない心に向き合うことがテーマになる時があります。

1人ではなかなか向き合えなかったことを、コーチに話をしていくと、何に引っかかっていたのかが次第に見えてきます。

例えば、

・悔しい気持ちをうまく表現できそうになくて、つい黙ってしまった(本当は言いたかった。言えなかったから悶々としている)

・相手の言ってることは正論だと頭では分かっていたが、自分で判断したい。言いなりにはなりたくなかった。

・対立したくないし、本当は相互理解を深めたいけれど、それをするにはエネルギーが要る。忍耐力も。今はそんな余裕はない。

など。

心に引っかかっていた感情や想いを言語化できると、それだけで少し気持ちが楽になってきます。

ステップ2  俯瞰する

自分の感情や想いを言語化できたら、あらためて現状を客観視してみます。

Q. ここまで話をしてみて、どんな気づきがありましたか。

Q. 今、改めてどんな気持ちですか。

すると、

・本当に言いたかったことが言語化できてスッキリした

・話し始める前とは違った見方ができるようになってきた。

相手を(または、自分を)責める気持ちが小さくなり、相手を(または、自分を)思いやる気持ちが生まれてきた。

・目的を見失っていたことに気づいた

などの変化が生まれます。

感情と一体化していた状態から、感情を客観視できるようになり、視座が高くなって全体像が見えてきます。

ステップ3  羅針盤を手に入れる

ここまできたら、何を羅針盤に選択するのか考えていきましょう。

例えば、

Q.あなたはどんな人でありたいですか。

Q.あなたは何を大切にしたいのでしょうか。

Q.あなたはその方とどんな長期的な関係を作っていきたいですか?

Q.そもそもそのプロジェクトは目的は何ですか?

価値観や目的などを明確にしていくと、次第にモヤモヤは小さくなり、どんな方針でいきたいのかが見えてきて、心に安定感が戻ってきます。

 

まとめ

ネガティブな気持ちに向き合うには、エネルギーが要ります。

何か行動を起こして、とりあえずスッキリしたい、と衝動的になりそうな時もあるかもしれません。

しかし、それでは、自分の大切にしたいあり方や、価値観から離れた行動をとってしまい、後悔してしまうことにもなりかねません。

心の信号が黄色になっているときは、立ち止まり、自分の心と向き合ってみませんか。

自分の心と向き合う時間をちゃんと取れば、どの方向へ、どう前進すればいいのかが見えてくるようになります。

感情と一体化していた状態から、価値観や目的を中心に据えて行動を起こせる状態へと変化します。

 

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