こんにちは。エグゼクティブ・コーチの松脇美千江です。
私は毎月、「7つの習慣(R)実践会」という読書会を開催していますが、先日の実践会では、
・新たな取り組みに対応するのに精一杯
・家族とオンライン会議の相手とだけと話している
・心に余裕がなくて感情的になりがち など、
変化への適応、閉塞感、感情コントロールに、いつになく皆さんが疲れているのを感じました。
だからこその主体性
こういう状況になると、
自分にはどうにもできない状況に関心が向き、人の言動に一喜一憂したり、衝動的に反応しがちです。
ものの見方・考え方が反応的であると、原因は外にあるので、状況はなかなか変わりません。
実践会で第1の習慣「主体的である」を読み進めていくうち、
「自分でどうにかできることに意識を向け、自分の意志で選択して行動すれば、状況が変わりそうだ!」
と次第に皆さんの顔が明るくなっていきました。
「主体性」とは
「主体性」とは、『7つの習慣』では次のように定義されています。
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主体性とは、自発的に率先して行動することだけを意味するのではない。人間として、自分の人生の責任を引き受けることも意味する。私たちの行動は、周りの状況ではなく、自分自身の決定と選択の結果である。私たち人間は、感情を抑えて自らの価値観を優先させることができる。
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感情を抑えて自らの価値観を元に選択する
責任を引き受ける
というのは頭では分かりますが、そう簡単なことではありませんね。
「心の筋トレ」
体を健康に保つために運動をするように
幸せに生きるには、
主体的に生きる「心の筋トレ」が必要です。
参加者の皆さんが考えた主体的行動は、
・自分の価値観で相手を見ないことを心がける
・何か行動・発言するときは一呼吸置く
・自分ができること(=コントロールできること)に集中(優先)する
・主体的な言葉や態度を意識して人と接する
・よさを見続ける、幸せにアクセスする
など、具体的でした。
コロナ禍の続く今だからこそ
「主体的である」
ことをあらためて深く考える時機ではないでしょうか。
最後に、皆さんにいただいたアンケートの一部をご紹介します。
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「間違いを他者のせいにしない。自分がコントロールできることに取り組む。」
「問題はその人の弱点や欠点ではなく、それに対してあなた自身がどんな反応を選択し、何をすべきかである。」
「問題は「外」にある、そんな考えが芽生えたら、すぐに摘み取って欲しい。そう考えることこそが問題なのである。」
「自分の効果性に責任を持つのは、自分以外にはいない。幸せになるのも自分の責任である。突き詰めて言えば、自分がどういう状況に置かれるかは、自分自身の責任なのである。」
コヴィー先生の記述は、言葉を変えて、「アウトサイドイン、その考えこそが問題」で、「インサイドアウトのパラダイムでなければならない」と、同じことを繰り返し繰り返し言っている。
読み返してみると、読み手に伝わるように、どれか一つでも刺さるように、と言葉を変えて、繰り返しメッセージしているのだと思う。
それくらい大事で、最重要なことなのだと、改めてメッセージの強さを感じた。
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刺激と反応の間にはスペースがあり、それは自分が選んでいけるのだと改めて気づきました。
この大変な時代だからこそ、できないこと出来なくなったことを嘆くのではなく、できること、よさに目を向けてゆくことができたら、素敵だなと思います。
私が、楽しみを創造していく姿勢でいることで子どもたちにも、自分自身で幸せにアクセスしていくことにつながると信じて取り組んでいきます。
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