「アウトプットをすると心が整う」ことを、コーチングをしているときによく感じます。
話して、話して、ひたすらアウトプットをしていくと、モヤモヤとしていた気持ちの背景や、方向性などが見えてきます。
特にそれを感じるのが、セッションの最後の時間です。
セッションの最後に、多くのコーチがそうするように、私はよくこんな問いかけをします。
「このセッションを通して、自分自身について学んだ事は何ですか?」
「このセッションを通して得た感想や気づきは何ですか?」
アウトプットしたからこそ出てくる本音、客観性
すると、クライアントから、40分から60分間ひたすらアウトプットしたからこそ出てくる気づきや感想が語られます。
・自分の状況や心情、進みたい方向性が明確になった
・決心がついた
・具体的な行動が見えたので、後は行動するだけと言う気持ちになった
・大事にしたい価値観が明確になった 等
「アウトプットをすると心が整う」ことを、私はこのコーチングセッションの最後の時間にいつも感じます。
この感覚は、ノートにひたすら書き出すジャーナリングをしているときの感覚にも似ています。
まず1ページ目、2ページ目に感じていることや思っていることを書き出すと、3ページ目になる頃に、初めて今まで言語化できなかった大切なことが見えてくる感覚です。
ジャーナリングの場合は、時間を確保して、ひたすら一人で書いていきますが、
コーチングの場合は、コーチが話をよく聴き、コーチからの問いかけ(特に今まで考えもしなかったような視点を与えてくれる問い)に答えていくことで、
ハッとなって自分が客観的に見れたり、自分を思いやったり、自分の本心に気づいたりしていきます。
心身を整え、安定した自分でいるために
「アウトプットすると心が整ってくる」
「アウトプットすると未来が見えてくる」
多くのセッションを重ねるたびに、その想いが強くなってきました。
情報過多の時代は、インプット過多の時代ともいえます。
インプットとアウトプットのバランスを取り、自分の言葉で自分自身を語ることができるようになると、心が整ってきます。
「インプットばかりではなく、アウトプットを心がける」
心身を整え、安定した自分でいるために必要な心がけではないかと感じています。