職場のあの人とどうしてこんなに分かり合えないのか? と悩んでいる人は少なくありません。
・他部署の人たちをどうすれば巻き込めるかわからない
・どうして部下は行動を起こさないんだろう
・企画が通らないのは何故なんだろう いい企画なのに
・他部署との連携がうまくいかない etc.
こんな悩みがある方に、最近お勧めしている本があります。
『他者と働く』 宇田川 元一著
副題には
「わかりあえなさ」から始める組織論
とあります。
この本では、なぜわかり合えなさが生じるのか、どうすれば相手との溝に橋を架けることができるのかが書かれています。
何人かのクライアントにご紹介したところ、
・相手は自分ではないから、自分は「こう思っているのに」は一旦脇に置いて、相手の心の内を観察する必要があるんだなと思った
と異口同音に聞かれました。
相手との溝に橋をかける4つのプロセス
この本で紹介されている相手との溝に橋を架けるプロセスは次の4つです。
1.準備 「溝に気づく」
相手と自分のナラティブ(解釈の枠組み)に溝があることに気づく
2. 観察 「溝の向こうを眺める」
相手の言動や状況を見聞きし、溝の位置や相手のナラティブを探る
3. 解釈 「溝を渡り橋を設計する」
溝を飛び越えて、橋がかけられそうな場所は架け方を探る
4. 介入 「溝に橋を架ける」
実際に行動することで、橋(新しい関係性)を築く
本の中には上記の具体例が書かれていますので、職場でのわかり合えなさに悩んでいる方は是非、本屋さんで手にとってみられては如何でしょうか。
関係性の悩みは相手がいるだけにすぐに解決する悩みではありません。
糸口を見つけ、動き出してみる
そのきっかけになる本です。
状況が客観的に見えたり、やれることが見えてくれば、それだけでも心が軽くなります。
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