日々、私たちは小さな選択から、深く考える必要のある選択までさまざまな選択をしています。
いつもとは違う重大な選択をするような時、あなたはどのようにして決めていますか?
例えば、
- せっかく昇格したのに離職したい。本当にそれで良いのだろうか?
- この選択は、本当に子供の将来のためになるのだろうか?
- せっかく期待されているのに、断ってしまっていいんだろうか?
- やりたいけれど、失敗したらどうしよう? ・・など
さまざまな機会に私たちは選択に迷います。
直感で決める、メリット・デメリットを書き上げてから最後に決める、誰かに相談するなど、いろいろな選択の方法がありますが、
ここでは、『7つの習慣』で紹介されている5つの検討を、5つの問いかけに切り替えてご紹介します。
選択に迷う時の5つの問い
問1. 私は主体的に決めようとしているだろうか?
自分の本意というよりも社会通念に影響されてこうすべきと決めようとしていたら、それは主体的とは言えないかもしれません。
自分の心に「 私は主体的に決めようとしているだろうか?」と問いかけてみましょう。
本当にそれをやりたいという意思がなかったら、誰かの期待に応えようとしているのか、社会通念上やらなきゃと思っているのかもしれません。
自分の正直な気持ちを見つめて、主体的なのかどうか、状況や条件づけのせいにせず、自分で責任を取れる感覚があるのかどうか確かめてみましょう。
問2. 長期的な視点を持っているだろうか?
短期的な感情や視点で選ぼうとしていないかどうかを考えてみます。
長期的な影響を考えてみて、私は幸せだろうか、周りの人は幸せだろうかと考えてみましょう。
未来は予測不能なこともあるので、正解はありませんが、短期的な視点だけではなく、長期的に想いを広げることで、また違った視点が手に入ります。
問3. 自分の価値観に沿っているだろうか?
自分の価値観にそぐわないことを決めようとしているのなら、ここで踏みとどまる必要があります。
価値観と違うことを長く続けることはストレスが多く、継続は難しくなります。
問4. 相互依存のコミュニケーションをとっているだろうか?
相手がいたり、関係者が複数いる場合、その方達と十分なコミュニケーションを取らずに、憶測だけで決めようとしているケースが少なくありません。
もしもそうなら、ここで立ち止まってしっかりとコミニケーションをとり、相手の考えや気持ちを把握する必要があります。
コーチングでクライアントの方々のお話を聞いていると、このコミュニケーションを取ることに壁があるケースが多いのを感じています。
コミュニケーションを取った場合は、すっと選択しやすくなるケースが多くあります。
逆にコミニケーションを取るのに躊躇していたがために問題が大きくなってしまったケースも少なくありません。
問5. 自分の決断に納得しているか?
最後は、今決断しようとしていることに対して、頭も、心も体の感覚もオッケーサインを出しているかどうかを自分で確かめてみましょう。
頭ではGOサインを出していても、そのことを考えると息が浅くなる、肩に力が入ってくる、不安な気持ちになる等があれば、もう一度考え直してみませんか。
まとめ
変化の大きい先行き不透明な時代に生きる私たちは、迷うことも多く、だからこそ選択の力は、大切なスキルと言えるのではないでしょうか。
上記の5つを検討すると、結果がどうあれ、あなたはその選択の結果に責任を持って対応することができるようになります。
選択に迷う時、5つのことをご自身に問いかけてみませんか。
選択する前にあの人とコミュニケーションをとってみよう、現状がまだよくわかっていないからもう少し調べてみようなど、具体的な行動案が見えてきます。
そして、その行動を起こすことで、自分の選択の方向性が見え、納得感が増していきます。
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