「言い過ぎた、余計な一言を言ってしまった、傷つけたかも」
「あの時あんな反応をすべきじゃなかった」
悪かったなあと思いながら、気持ちの悪さをしばらく抱えてしまう、そのような後悔をしたことはありませんか?
刺激(誰かの発言や態度、出来事など)に対して衝動的に反応するのではなく、
どのように反応するのか、自分の言葉や態度を選択できるようになれば、自分の価値観と一致する言動ができ、関係性も変わり、ひいては生き方まで変わります。
「どうすればそのような選択ができるようになるか」
これは、一度は真剣に考える価値のあるテーマです。
刺激に即反応しなくなるためには?
『7つの習慣』には、「刺激と反応の間には選択の自由がある」として、ヴィクトール・フランクルの事例が紹介されています。
フランクルは、フロイト学派の伝統を受け継ぐ決定論者(幼児期の体験がその後の人生をほぼ決定づける)だったにもかかわらず、収容所での極限の状況の中で、
「どのような目にあっても、自分の状況を観察者として見ることができ」
「刺激と反応の間には選択の自由がある」ことを発見します。
『7つの習慣』でここの部分を読むと、フランクルの強い精神力に私はいつも圧倒される想いになります。
さて、ここで着目したいのが、「自分の状況を観察者として見る」という言葉です。
この「自分の状況を観察者として見る力」、つまり「メタ認知力」はどうやったら開発できるでしょうか?
鍵は「メタ認知」
「メタ認知」とは、自分の思考や感情、認識していることを、客観的に認知することです。
もし、この「メタ認知」する力を常時維持することができれば、「衝動的な反応」をしなくなります。
では、どうやってその能力を開発するといいのでしょうか?
私がお勧めしたいのは「瞑想」です。
スティーブ・ジョブズを初めとして有名な経営者・リーダーの方達が瞑想をしています。
瞑想をする理由には、
・集中力が増す
・ストレスが軽減される など様々ありますが、
一番の効果は、この「メタ認知力が上がる」ということではないかと思います。
私は日によって違いますが、15分〜55分間、毎日瞑想をするようになって1年なのですが、
瞑想をしていると、刺激があった際に「あ、今、刺激に反応しそうになっている」と自分の状態に気づきやすくなるのを実感しています。
気づくことができると、
・私はこの人のことをどれくらい知っているだろうか?
・状況の背景をどれくらい知っているだろうか?
と自分に問いかけて、冷静になることができます。
ところが今年の夏、熱中症になり、瞑想をしなかった時があるのですが、その時は、気づきにくくなり反応的になりやすいことも感じました。
1日5分でも10分でもいいので瞑想をすることがいかに大切か。
それを気づく機会にもなりました。
メタ認知力を開発し、維持する
変化のスピードが大きく、新型コロナを初めとするストレスの多い現在、
「瞑想」は、あなた自身のためにも、そしてあなたの影響を受ける大切な方たちのためにも、是非、お勧めしたい習慣です。
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